NPO法人 がんコントロール協会
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がん予防・がん再発防止のための栄養学

がん患者さんの為の栄養アドバイス

私はパントテン酸を発見して葉酸の名付親でもあるロジャー・ウィリアムス博士から栄養素は単独では働かない、チームで働くという「生命の鎖理論」を学びました。

同時にパアボ・エーローラ博士の野菜、果物ジュースによる体内浄化と自然療法の在り方を学び、マックス・ゲルソン博士のがんの食事療法を学び、実践する機会を得ました。

その後の経過を含め私の栄養アドバイスはロジャー・ウィリアムス博士、パアボ・エーローラ博士、マックス・ゲルソン博士更にライナス・ポーリング博士やゲリー・ゴードン博士、ジミー・チャン博士、ギルバート・アルバレッツ博士など多くの医師の「人類への貢献を現実化する為」という観点に立ったアドバイスであります。

日本では、がんで亡くなる方は増加しています。

現代医学のがん治療は、
(1)手術 (2)化学療法 (3)放射線療法です。
この3つの療法でがんで亡くなる方が減りつづけているのなら誰にも疑問はありません。しかし日本ではがんで亡くなる方は増加しつづけています。

アメリカでは、

すでにアメリカ、ドイツなどではこれらの療法の限界を感じた医師達がさまざまな代替療法に取り組んで来ました。西洋医学の治療と代替療法を合わせた統合療法による治療法に取り組む医師も多数います。最先端の医学(西洋医学)を学んだ医師がなぜ自然療法、代替療法の医師として多大な貢献をして来たのか、その背景にある考え方を簡単に紹介します。

ロジャー・ウィリアムス博士は医学、微生物学、生物学、病理学、遺伝学、心理学を学び70才を過ぎる頃「生命の鎖 栄養素療法」の研究結果を発表しました。博士は医学に対して次のように述べています。

「多くの科学者(医学者)たちは、自己の興味を高度に専門化し非常に幅をせばめようとする傾向にあります」
「私は極度の専門家から遠ざかるように行動する傾向がありました。」

ノーベル賞受賞のシュバイッツアー博士が医学史上の天才と評価したマックス・ゲルソン博士(Max.Gerson)はすでに50年以上前に次のように述べています。
「どんな医学の教科書の中にも見られるのは単一の生理学的なプロセスだけを研究して、それだけを過度に重視した記述である。又、研究、臨床、理論の全てにわたって病気の症状だけが一番大きな問題にされてきた。医学は研究においても臨床においても過度に専門化することによって人体の中の自然な生理学的メカニズムの全体性を忘れてきた。・・・・つまり体のどんな部分も体のほんの一部分なのだということを見失ってしまったのだ。研究者たちはどんな病気にもそれに特別な原因があるのだと思い込むようになった。」

更にマックス・ゲルソン博士は次のように述べています。「がんは身体全体の代謝が退化し、肝臓やその他の重要な器管がダメージを受けた結果として出てくる病気で、がん以外の難病、慢性病もみな同じダメージが原因になって起きる病気です。精神病、関節炎、動脈硬化、心臓病などすべての慢性病には肝臓のダメージが見られます。」

さて、がん患者の方の栄養素療法を現実の日本で実践するためにどうするのか・・・・

先ず理解することは、あなたはあなたが食べたものそのものです。

という事実です。
毎日自分自身の口から食べたり飲んだりした食物が消化、吸収され血液となり全身の細胞をつくる為に循環します。つまり正常な細胞も異常な細胞も自分が食べた物の栄養物質でつくられるのです。この血液の質の悪化がさまざまな病気や不調の原因であることを自覚することが必要です。
つまり、何故自分の体調が良くないのか?何故がん細胞ができたのか?この事を観察せずにただ治して欲しい!というのは無責任です。

がんのエサになるものは食べない事

それは白砂糖と精白した小麦粉を原料とするパン、うどん、パスタ等です。白砂糖や精白した小麦粉(白米も)は体内で消化されブドウ糖としてエネルギーの原料として全身に配達される訳ですが、このブドウ糖が細胞内、ミトコンドリアでエネルギーに変わる為には酸素とミネラル、ビタミンが必要となります。白砂糖などはすでにミネラル、ビタミンは除外され単なる空のカロリーです。
この空のカロリーは無酸素でもエネルギーになることができるので一時的に疲れがとれたように感じます。特に脳は欲しがります。そしてこの無酸素のエネルギーをエサに生きるのががん細胞のようです。(すでにノーベル賞受賞の博士が発表)がんになられた方はこの白砂糖や精白した小麦粉を原料とする加工食品と食べないようにする事が一番目のアドバイスです。

  • オーガニックの全粒小麦粉でつくられたパン等はOKです。
  • 少々の黒砂糖(完全に黒砂糖)もOK
  • 蜂蜜は精製、熱処理した品が売られていますのでこれも白砂糖と同じく食べない事をおすすめします。(無精製で熱処理していない蜂蜜か黒砂糖をゲルソン療法では使っていました。)

現代医学のがん治療はがん細胞の代謝スピードを上げない為に

塩、禁止です。特に塩化ナトリウムは最悪です。細胞の内と外のミネラルバランスの観察からがんのほとんどの方にみられるのはカリウムが少なくナトリウムが多い状態です。
細胞内にカリウム、外にナトリウムというバランスが狂い細胞内にナトリウムが過剰になってしまうと、細胞分裂スピードが早くなります。がん細胞の分裂スピードはなるべくゆっくり、できれば止めてしまいたい訳です。その為には塩つまりナトリウムをとる事は禁止すべきです。そして反対にカリウムを多く食べる事が必要です。
生野菜・果物など無農薬の作物を毎日手に入れる事ができるアメリカ、南米諸国、ヨーロッパなどの人々はカリウムを安心してとり入れることができるので幸福です。私は今日までがんの方の食事相談は3千数百人の方にさせていただきましたが、この塩禁止!を守れる人程回復、延命率はとても高いと言えます。時々、自然塩なら使ってもいいですか?という質問をいただきますが私はノーとお答えします。

体内の過剰なナトリウム少ないカリウムのバランスを逆転させるには少なくても1年から3年間位はカリウム優勢の食事をする事が必要だと感じます。その後がんも消え、腫瘍マーカーも正常に戻ったならば自然塩を少々使い始めてもいいかな・・・と思います。無農薬、有機栽培の作物を食べることが出来たならばその中に自然にナトリウムは存在します。塩気という味がしないだけです。

余計な話

そもそも日本中がミネラル欠乏になりこの様にがんやさまざま難病が増えた原因の一つはこの専売公社によって売られた塩化ナトリウムであると私は思っています。
最初から自然塩を使い自然塩を使った味噌、しょう油、つけものという生活をしていたならば、これ程多くのがん患者さんが増えてはいないだろうと推測します。

油の禁止そして必須脂肪酸を入れる事

フライパンを加熱しサラダ油を入れ油煙が昇る中に野菜を入れたり卵を焼いたり・・・日本での料理番組をみて下さい。NHKですらこのような配慮のない放映をします。国営テレビのようなNHKがフライパンを加熱しサラダ油を小さじ一杯・・・などとやる訳ですから国民の健康意識レベルが上がる訳が無いと思うのは私だけでしょうか!

不飽和脂肪酸(オメガ3.6の脂肪酸)は非常に酸化しやすい不安定な脂肪酸です。フライパンで加熱し充分酸化させ更に加熱によってシス型をトランス型に変化させてしまう。そのアブラをがんの方や心臓病の治療をしている方に食べさせるというのはどういう事でしょうか。悪いものを食べさせても薬が治してくれると信じ込んでいるのでしょうか?がんの方も心臓病の方も加熱したアブラは禁止することが必要です。不飽和脂肪酸オメガ3とオメガ6(γリノレン酸)は自律神経を調整したり、ホルモンの材料として必要なアブラですから酸化させないで体内に必要量とり入れることが大切になります。

アメリカ、ドイツの代替療法医師達はFLAXOIL(亜麻仁油)を1日20〜30cc飲ませたりサラダのドレッシングに使わせたりします。亜麻仁油は昔から強力な自然食として使われて来ました。インドのガンジーが断食していた時でもこの亜麻仁だけを食べていた事やお釈迦さまも常食としていた亜麻仁の脂肪酸は人体の自律神経の調整材料として最適なバランスを与えてくれます。

しかし、日本人にとっては同じような調整材料として代謝するかどうかが問題となります。オメガ3のαリノレン酸はこの亜麻仁やくるみなどにたっぷり入っていますが、このαリノレン酸が代謝して代謝して代謝してEPA(エイコサペンタエン酸)に成るまでの代謝酸素が日本人にはほとんど無いと思います。日本や韓国、フィンランド等々元々魚を食べてきた民族はすでにEPAを直接食べて来た訳です。この様なことから私はがん患者の方が油を禁止した上でEPA(DHA)とγリノレン酸を共にサプリメントで補うようおすすめします。もちろん抗酸化のビタミンEを一緒に必ずお飲みになることが良いと思います。

※ 肉類・乳製品は避けること。ガン患者さんのなかには体力をつけるために肉を食べる方がいますが、これは逆効果だと思います。ポパイが食べたのはほうれん草であってステーキではありませんでした。
ガン患者の方の体内では、大変な戦いが行われています。免疫細胞はガンをやっつけるために必死に頑張っています。そこに肉や乳製品が入っていくと十分に消化されなかったタンパク質が摂取され、このタンパク質を免疫は敵と見なして攻撃をする可能性があるといわれています。ガンと戦わなければならないときに、自分が食べたものとも戦い始めたら、とても免疫に勝ち目はなくなってしまのではないでしょうか。

  • 電子レンジは使用しないこと。
  • 白砂糖、精白小麦粉、塩、油、肉類、乳製品ご注意ください。そして食品添加物、農薬、よけいな薬等にも注意して身体の負担を少なくして免疫力を何上させることの機能が充分働く環境をつくる事が大切です。さて次は何を食べるのか?ということになります。
    なるべく素材そのものを味わう!玄米、豆類、イモ類、野菜、果物を中心に。腹八分という言葉がありますが腹六分という食事が良いと思います。
  • 主食の玄米は無農薬のものにして下さい。私達NPOがんコントロール協会では不耕期栽培18年の田んぼからとれた玄米を紹介していますのでご連絡下さい。
    注:すでに毎月200名位の方の予約が入っていますので生産が追いつかなくなった場合はお許し下さい。できる限りご用意します。
  • サツマイモ、ジャガイモ、豆類、ニンニク、玉ネギ、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、人参、もやし、トマトその他等々。
  • リンゴ、バナナ、イチゴ、スイカ、みかんその他等々。
  • ドレッシングの工夫

酢にリンゴをすったり、レモンを混ぜたりみかんやオレンジ等いろいろな組み合わせをしていろいろな味を作って下さい。コショー、トウガラシ、ニンニクを加えるとより豊かなドレッシングがつくれます。ここまでの食事内容でかなり体内環境が良くなると思いますが充分ではありません。玄米菜食的な食事に欠けている点が二点あります。

先ずミネラルは充分かどうか・・・・先程紹介しました不耕期18年の田んぼの玄米はたぶん50種類位の微量ミネラルがあると推測しています。田んぼの中のメダカ、タニシそして飛ぶ赤トンボ、稲が害虫に食われることはありません。
ミネラルが40種以下の場合、田んぼの中が弱々しくなる為に害虫にやられてしまう事を考え合わせるとたぶんOKです。一般的に「玄米を食べてます」、だけではミネラルの欠乏を疑う必要があります。がんの患者さんがなるべく時間をかけずに回復ベースに戻る為にはミネラルが必要です。

二点目を言います。ビタミンB12の欠乏があると思います。玄米、菜食で肉類、植物性のものを完全にとらないように指導されるようですがドイツのマックス・ゲルソン博士の療法では完全無農薬、有機栽培の野菜、果物、穀類を患者一人当たり9s位使いますが、必ず子牛のレバーを飲ませます。このレバーの補給で血液の質は血上し赤血球、ヘモグロビンの酸素補給が充分実行できるようになります。

※ NPOがんコントロール協会ではアメリカのレバー粉末(カプセル)を取り寄せB12の補給サプリメントとして紹介しています。

無農薬の野菜をどうとり入れるか!!

私はたくさんの方からの栄養相談でいつも頭の痛い問題はこの無農薬の野菜でした。しかもミネラル50種類以上含んだ野菜をどこで確保できるのかな?悲しい現実ですが日本の農作物のミネラル不足は深刻です。
しかも無農薬となるとこの恩恵を受けられる人は限られてしまいます。そこでアメリカの無農薬。有機栽培の野菜、果物、穀類、ハーブ等を粉末食品にして日本に輸入することにしました。(ボタニック・ラボラトリー株式会社で販売しているボタニックグリーン生、にんじんくん等です。)

この野菜粉末を水とシェイクして野菜ドリンクとして飲む事で体内環境を浄化し良好に保つ助けとなります。このおかげでゲルソン療法に近いことを日本で手軽にできるようになりました。

緑の野菜ドリンクと言えば日本では「まずい!もう一杯」の青汁を思い浮かべる人が多いようですが、私がアメリカで創ってもらっている野菜ドリンクは質、栄養素が全くちがう事をお伝えします。

先ず第一に冷凍したり過熱処理しますと大変重要なビタミンである葉酸が壊されます。冷凍やフリーズドライ製法は葉酸を壊します。又、日本ではジュースと名のつくドリンクは加熱殺菌が義務づけられています。トマトジュース、野菜ジュース、アロエベラジュース等すべて加熱殺菌されています。何の為にこの酵素も葉酸も破壊されたジュースを飲むのでしょうか?元気で健康な人が飲むのは「おいしさの為」でしょうから、そのぜいたくは自分でとれば良い責任です。しかしがんの方は体質改善を必死にやらなくてはならない状況にあります。
私が輸入している野菜粉末は生の野菜を絞ってジュースにした後35〜36の乾燥タンクにスプレーされ水分を除去して粉末だけをつまりエキスを粉末にしたものです。野菜、果物、ハーブそして玄米の粉末を少々加えこれ一杯で植物栄養素、ミネラル(50種類以上)ビタミン17種、必須アミノ酸、酵素SODなどがとり入れられる目的でつくりました。お役立て下さい。

もう一度まとめてみます。

私がすすめる栄養アドバイスの基本は

  1. 玄米食中心にこの野菜ドリンクを1日に6回から10回位飲む。
  2. 状況によって更にプロテイン、ミネラルを加える。
  3. ビタミンCは点滴で大量投与できない時は野菜ドリンクを飲む度に1000mgづつ6回〜10回加える。
  4. 必須脂肪酸のEPA(DHA)を2000mg〜3000mg同時にVEを400IU〜800IUを1日でとり入れる。
  5. γリノレン酸も状況によってとり入れる。
  6. レバーエキスを1日6カプセルから12カプセル補う。
  7. 以上の基本の上でキチンキトサン、アガリクス、メシマコブ、フコイダン、AHCC、マイタケ、プロポリス等をとり入れる。
  8. 温熱療法はがんの治療として再発予防として必須の療法です。(ボタニック・ラボラトリーのホームページ グレミオ温熱学院 グレミオ627を参照)
  9. コーヒー浣腸を実施して肝機能を回復させること。

栄養アドバイス等詳しくお聞きになりたい方は 森山晃嗣の健康法講座の日程を確かめご参加下さい。
がんコントロール協会ではがん患者様およびそのご家族様への無料栄養相談も承っています。フリーダイヤル0800-100-8899までご連絡ください。

通信講座で栄養学も学べます。HFC(ヘルシーフードコンシェルジュ)をご確認ください。

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