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がんの再発予防と認知症改善プログラム 2009年2月21日

大盛況にて終了いたしました。

終了報告

先日(2月21日土曜日)、森山晃嗣と認知症改善プログラムに取り組む小川先生(NPO心身機能活性療法協会理事長)との講演会は100名を超える参加者を向かえ大盛況にて終わりました。

100人を超える参加者の皆様は
「癌の再発予防」と「認知症改善プログラム」の講演に興味や必要性に迫られている方々、
そして、患者さんの回復の可能性を追求する医師の方々で熱心さに感動の1日でした。

認知症やアル ツハイマーの方がこの運動プログラムを受け三ヶ月後に車椅子から立ち上がり歩き始める回復をみて会場は感動でした。癌でも認知症でもあきらめてはもったいないですね。

こういう活動に20年25年と地道に取り組んでいる方達がいると言うことが凄いですね。

厚生労働省は何をしているのか?
とか
医師会は何故応援しないのか?
とか
いろいろな意見もありましたが、 いつの世も革命は小さな小さな、
見えないところで積み重ねられたパワーから始まるのですね。

何年か前、アメリカで活躍する代替補完療法に取り組むジョナサン・ライト博士が洩らした会話を思い出します。

MITの教授が「朝何を食べたか?昼に何を食べたか?おやつに何を食べたか?と言うようなごく気まぐれなことによって私達の脳の働きは支配されているようなのだ。
このようなことに気づき始め、真剣に討議し始めたのは他に例が無いのではないか!」

 

この報道に対して博士は
「いつの世も権威ある者立ちはこの様に振舞う。既に20年も30年もまえから、脳の働きは薬ではなく自然や食品や栄 養の大切を研究し、患者に施し貢献してきた医師や医学者は散々迫害され異端児奇人扱いされてきていて、過去の研究者を承認もしなければ詫びを入れることも ない。」

どうやらアメリカだけのことではなさそうですね。日本も同じでしょう。そして、そのことはどうでも良しとしましょう。

大切なことは患者さんや家族のかた達にいろいろな可能性が提供され、選択できる状況をつくることだと思います。
とにかく、良い栄養、そして、動く動く運動する。ゆっくり休養する。

心の栄養補給の大切さは皆が感じている通りですが又次回にいろいろな可能を語ります。

次回は4月29日および6月20日の予定です。
詳細が決まりましたらまた報告させていただきます(*^-^)

Q&A

■Q1:癌を患ってない人はどのような食生活をすればよろしいですか?

■A1:健康な方に森山晃嗣がお勧めする食生活は、以下の4本柱です。
・きちんと買う
・きちんと作る
・きちんと食べる
・きちんと飲む

まず、有機農産物や玄米や全粒粉などの非精製品、非トランス型油などを選んで購入してください。
良質の食材から良質の栄養が摂取できます。

次に、バランスの良い献立で手作りの食事をしましょう。
ただし、「バランスの良い食事」もしっかりとした栄養の知識が必要です。
まずは、添加物や砂糖、酸化した油が多く使われがちな加工食品を減らしましょう。
代わりに、色とりどりの野菜をたっぷり使ってください。

一日3回、規則正しく食べ、
良質のお水を充分に摂取してください。

できることから、日々
より良い食習慣、食生活に変えていかれることをお勧めしています。

 

■Q2:一日に卵を多く食べるのはコレステロール過多の心配がありませんか?

■A2:卵を食べるとコレステロールが増えるということに関して既に15年くらい前に結論がでています。
しかし、酸化したコレステロールが問題になるのであって、
酸化されていないコレステロールは問題になりません。

ビタミン、ミネラルが充分に摂取されていることが前提ですが、
卵に多い必須アミノ酸のメチオニンがホモシステインに代謝し次にシステインに変化する過程で
ビタミンB6とB12そして葉酸によって、この代謝が循環し、
マクロファージが取り込み動脈硬化への道へ行くことを防止することが明確になっています。
つまり、卵をたくさん食べることは、
ビタミンB6、B12そして葉酸を取り入れていれば、
卵のアミノ酸や神経伝達物質のコリンを補うことができ認知症の予防になるという利点が考えられます。

安心して卵とビタミンとミネラルを食べましょう。
さらに言うなら、餌に抗生物質を使っていない有精卵がお勧めで
白身は火を通して、黄身は生で食べるのがお勧めです。

■Q3:植物油は、何をとれば良いのでしょうか?

■A3:癌や難病で無ければ、オリーブ油、ゴマ油、ヤシ油がお勧めです。
なお、オリーブ油はオメガ9脂肪酸、ゴマ油はオメガ6とオメガ9脂肪酸が多く含まれています。
オメガ3、6、9の脂肪酸は不飽和脂肪酸に分類され、
ヤシ油は飽和脂肪酸がたくさん含まれています。

植物油(不飽和脂肪酸)は基本的に酸化しやすいので過熱しないで生で食べることがお勧めです。
植物油のなかで、特別にヤシ油は飽和脂肪酸がたくさん含まれているため、酸化しにくい油です。
つまり、ヤシ油は加熱しても酸化しにくく、天ぷらを揚げてもすっきりカラッとあがります。
加熱するにはヤシ油がお勧めです。

また、特にオメガ3と6は必須脂肪酸ですから、しっかり取り入れることが必要です。
必須脂肪酸と言う名称だけあって、身体に必須です。

オメガ3はEPA・DHAをとる事です。魚に含まれていると言って一時期話題になりましたね。
オメガ6はガンマーリノレン酸として取り入れることが必要なんですが、
これ以上は、文面だけで説明するのはチョイと難しい説明になるので、
質問がある方は講座へご参加くださるか、通信講座HFCを受講していただけると明確になります。

いずれにしても、自律神経とホルモン調整のために必須の脂肪酸ですから効果的におとりください。

サラダ油(紅花油、大豆油、ヒマワリ油、綿実湯、コーン油)、しそ油、えごま、亜麻仁油は
酸化しやすいので控えたほうが良いでしょう。
マーガリン、ショートニングはシス型の油なのでこれも控えてください。
アメリカではKFCやスターバックスコーヒーで使用を禁止し、代替の油に切り替わってきています。

もっと栄養について勉強されたい方

通信講座で日々の健康・栄養に関する勉強(ヘルシーフードコンシェルジュ:HFC)もできます。
この講座は日本ヘルス協会の認定もいただいている講座になります。
http://www.npo-gancon.jp/food/index.html

それ以外にも、講座を開催していますので、こちらでご確認ください。

司会
司会:長谷川(がんコントロール協会)


挨拶:梶原拓(日本ヘルス協会)


心身機能活性療法指導士会 代表


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